【(138)敬老の日の由来について】

2026/09/04

敬老の日はいつ、どこから始まったのか。その歴史・由来・意味を知って、より心のこもった贈り物を




敬老の日の歴史・由来・意味を詳しく解説。



1947年の兵庫県野間谷村から国民の祝日へ。

大切なおじいちゃん・おばあちゃんへの贈り物選びのヒントもご紹介します。














はじめに

毎年9月の第3月曜日にやってくる「敬老の日」。カレンダーを見て「もうすぐだ」と気づき、プレゼントを考え始める方も多いことでしょう。




しかし、「なぜ敬老の日があるのか」「どうやってこの祝日が生まれたのか」——その由来や歴史を深く知っている方は、意外と少ないかもしれません。





敬老の日の背景を知ることで、プレゼントを贈る気持ちがより豊かになり、おじいちゃん・おばあちゃんへの感謝の気持ちがより深く伝わるはずです。





今回のカステラ日記では、敬老の日の歴史・由来・意味を丁寧にご紹介いたします。贈り物のご参考にもなれば幸いです。







目次
1. [
敬老の日の始まり——1947年、兵庫県の小さな村から]



2. [なぜ「915日」だったのか——3つの理由]




3. [
「としよりの日」から「敬老の日」へ——名称が変わった歴史]




4. [
国民の祝日へ、そして「第3月曜日」へ——敬老の日の歩み]




5. [
敬老の日の本来の意味——「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」]




6. [
敬老の日に贈り物をする文化——なぜお菓子が喜ばれるのか]




7. [
まとめ|敬老の日の由来を知って、より心のこもった贈り物を]






1.
敬老の日の始まり——1947年、兵庫県の小さな村から

敬老の日の起源は、今から約80年前の1947年(昭和22年)に遡ります。



兵庫県多可郡野間谷村(後に八千代町を経て現在の多可町八千代区)で、1947年(昭和22年)915日に村主催の「敬老会」を開催したのが「敬老の日」の始まりであるとされています。




※イメージ画像




これは、野間谷村の村長であった門脇政夫氏が「老人を大切にし、年寄りの知恵を借りて村作りをしよう」という趣旨から開いたものです。




当時の日本は、太平洋戦争が終わってわずか2年。戦争に子供を送り出し、精神的に疲労していた親の想いに報いるため、915日を「としよりの日」として敬老会を催すことにしたのが始まりです。





「老人を敬う」という気持ちは、この小さな村の一つの試みから生まれました。その精神が村から兵庫県全体へ、やがて全国へと広まっていったのです。





兵庫県多可町には現在も、敬老の日提唱の石碑が建てられており、この地が敬老の日発祥の地として大切にされています。






2.
なぜ「915日」だったのか——3つの理由

敬老の日が915日に設定されたことには、複数の説があります。




理由|農閑期であること
なぜ915日が選ばれたかというと、村の農作業などの閑散期であるとともに、気候もよいという理由からだそうです。



農家が多かった当時の村では、農作業が一段落する9月中旬が、みんなで集まりやすい時期だったのです。








理由|「養老の滝」の伝説にちなんで
岐阜県の「養老の滝」に関わる説があります。貧しいきこりが滝の岩間で汲んだ湧水を老いた父に飲ませたところ、すっかり若々しく元気になりました。



この孝行息子の伝説が、老いた親を大切にするという敬老の精神と重なり、9月という時期の選定に影響を与えたとされています。




理由|聖徳太子が悲田院を建立した日
593
年に、聖徳太子が生活困窮者や身寄りのない人を収容するための施設「悲田院(ひでんいん)」を大阪に建立。



悲田院は、今でいう孤児院や老人ホームの役割を担っていました。915日に建立されたことから、この日が敬老の日になったともいわれます。





これらの理由が重なり合って、915日という日付が選ばれたのです。農閑期の気候の良い時期に、日本古来の「老いた親を大切にする」という精神を込めた日——それが敬老の日の原点です。







3.
「としよりの日」から「敬老の日」へ——名称が変わった歴史

敬老の日は、現在の名称になるまで、いくつかの名称の変遷がありました。





名称が「としよりの日」「老人の日」「敬老の日」と変わったのは、「としより」「老人」という呼び方に抵抗感を示す声があったためです。




「としよりの日」(19471963年)
最初は「としよりの日」という名称で始まりました。しかし、「としより」という言葉の響きがあまり良くないという声が上がるようになりました。





「老人の日」(19631966年)
1963
年(昭和38年)に老人福祉法が制定され、915日は「老人の日」と定められました。



しかし「老人」という言葉にも、年配の方々から抵抗の声が寄せられました。




「敬老の日」(1966年〜現在)
昭和41年は国民の祝日に関する法律が改正され、915日が「敬老の日」と定められました。



「敬う」という言葉が加わることで、単に「年寄り」を指すのではなく、長年社会に貢献してきた方々への「尊敬と感謝」を表す名称へと昇華されました。





名称の変遷は、社会が年配の方々をどのように捉えてきたかの変化を映しています。



「敬老」という言葉には、長い人生を歩んできた方々への深い敬意と感謝が込められているのです。












4.
国民の祝日へ、そして「第3月曜日」へ——敬老の日の歩み

敬老の日が今の形になるまでの歩みを、年表で整理いたします。





|
| 出来事 |
|---|---|
| 1947
年(昭和22年) | 兵庫県野間谷村の門脇政夫村長が915日に「としよりの日」の敬老会を開催 |


| 1950
年(昭和25年) | 兵庫県が915日を「としよりの日」として制定 |


| 1951
年(昭和26年) | 中央社会福祉協議会が915日を「としよりの日」と定め、全国に広める |


| 1963
年(昭和38年) | 老人福祉法が制定され、915日が「老人の日」に |


| 1966
年(昭和41年) | 国民の祝日に関する法律が改正され、915日が国民の祝日「敬老の日」に制定 |


| 2003
年(平成15年) | ハッピーマンデー制度により、9月の第3月曜日に変更 |






当初は915日が敬老の日でしたが、2003年からは「ハッピーマンデー制度」により、9月の第3月曜日に変更されました。




ハッピーマンデー制度とは、祝日を月曜日に移動することで、土日と合わせた3連休を作りやすくするための制度です。この変更により、家族が集まりやすい連休に敬老の日が位置するようになりました。





なお、915日は現在も「老人の日」として残っており、915日から21日までの1週間は「老人週間」とされています。






5.
敬老の日の本来の意味——「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」

国民の祝日に関する法律では、敬老の日の趣旨を次のように定めています。





「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」




この言葉には、二つの大切な意味が込められています。




「敬愛する」——尊敬と愛情を持って接すること
長い人生の中で家族を支え、社会を作り上げてきた年配の方々への深い尊敬と感謝の気持ちを表しています。



単なる「お世話」ではなく、その人の歩んできた人生そのものを敬うという意味があります。


「長寿を祝う」——生きていることへの喜びを共に分かち合うこと


長く生きることは、それ自体が尊く、喜ばしいことです。



敬老の日には、その方が元気でいてくれることへの感謝と、これからも健やかでいてほしいという願いが込められています。




この祝日は、単なる記念日ではなく、世代を超えた絆を再確認する日でもあります。



祖父母や両親だけでなく、地域の高齢者、施設で暮らす方々にも目を向けることで、社会全体が「敬う心」を共有する機会となっています。





敬老の日は、おじいちゃん・おばあちゃんに「ありがとう」「いつまでもお元気で」という気持ちを伝える日であると同時に、私たち自身が「人生の先輩への敬意」を再確認する日でもあるのです。












6.
敬老の日に贈り物をする文化——なぜお菓子が喜ばれるのか

敬老の日に贈り物をする習慣は、この祝日が持つ「感謝と祝福」の精神から自然に生まれてきたものです。





贈り物の中でも、お菓子が敬老の日のギフトとして長く選ばれ続けているのには理由があります。





「消えもの」としての気遣い
物が増えることを好まない方や、すでにものがたくさんある方への贈り物として、食べ終われば残らない「消えもの」のお菓子は、受け取る側への気遣いが自然に伝わります。





一緒に楽しめる喜び
お菓子は、受け取った方が家族や施設のスタッフと一緒に分け合えるという点でも、喜ばれます。「みんなで食べた」という思い出が、贈り物の価値をさらに高めてくれます。





日本の伝統的な贈り物文化との親和性
日本では古くから、お菓子を祝いの場に持参する文化があります。



特にカステラは、慶事・弔事を問わずさまざまな場面で使われてきた歴史があり、敬老の日のような改まった場面にもふさわしい品格を持っています。





私どもカステラ銀装のカステラは、ふんわり・しっとり・きめ細やかな生地で食べやすく、やさしい甘さはご年配の方にも喜んでいただきやすい一品です。




1952年の創業以来75年間、大阪・心斎橋で職人が丁寧に焼き上げてきた味を、敬老の日の贈り物にぜひお役立てください。










7.
まとめ|敬老の日の由来を知って、より心のこもった贈り物を

今回は、敬老の日の歴史・由来・意味についてご紹介いたしました。




- 1947
年:兵庫県野間谷村で門脇政夫村長が「としよりの日」を開催——これが敬老の日の起源



- 915日という日付には、農閑期・養老の滝の伝説・聖徳太子の悲田院建立という3つの由来がある



-
「としよりの日」「老人の日」「敬老の日」と名称が変わり、1966年に国民の祝日に制定



- 2003
年からはハッピーマンデー制度により、9月の第3月曜日に変更



- 敬老の日の趣旨は「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」こと




敬老の日の由来を知ってからプレゼントを贈ると、「なんとなくお菓子を持っていく」から「感謝と敬意を込めて選んだ贈り物を届ける」へと、気持ちが変わるはずです。




大切なおじいちゃん・おばあちゃんへの「ありがとう」と「いつまでもお元気で」を、ぜひ形にしてお伝えください。





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