カステラ日記
【⑭大阪・関西万博公式ライセンス商品を販売します】
この度、カステラ銀装は2025年4月から開催される大阪・関西万博を控え
公式キャラクター ミャクミャク を用いたライセンス商品を「大阪産名品」認定商品である、カステ21青箱のカステラを使い、CO2削減パッケージにていのち輝く未来社会への1歩として発売します。
◆大阪・関西万博ライセンス商品を開発するに至った背景
2025年4月13日から開催される大阪・関西万博。
日本のみならず世界が注目するイベントを控え、古くから続く大阪の老舗企業として出来る事は何だろ
う…?
そう考えた時、1970年に開催された以前の大阪万博が思い出されました。
まだ日本経済が大きく発展中であった当時、大阪万博は「人類の進歩と調和」をテーマに開催され、経済成長のシンボルとして多くのお客様が訪れ、未来に向かって心躍らせる体験をすることが出来ました。
来場された人々の多くが、これからの日本の未来の発展や成長に夢と希望を抱き、様々な文化と触れ合うことで、新しいサービスやテクノロジーの開発の原動力となりました。
弊社も大阪万博開催翌年の1971年に新たなテクノロジーを導入し、カステラ業界初の「連続焼成窯」を設置する事ができました。
※1970年代のカステラ銀装心斎橋本店
また、弊社を代表するカステラ「カステ21青箱」は、1952年の創業以来から発売する看板商品であり、「天下の台所・大阪」で長く愛され続けている、お土産や贈り物にもおすすめの加工食品「大阪産名品」にも認定された多くのお客様に長らく愛され続けてきたお菓子です。
前回1970年開催の大阪万博時にもたくさんのお客様にお召し上がり頂きました。
※ライセンス商品パッケージの側面に「大阪産名品」認
定のロゴを記載しました。
◆「古くから愛される大阪を代表するお菓子を、新たなカタチで未来に向けて伝えていきたい」
関西の経済と共に成長し、歴史ある商品を持つ大阪の老舗企業として、今回の大阪・関西万博が開催されるにあたり少しでも貢献出来る事は何だろう?
と考えた時 、「古くから愛される大阪を代表するお菓子を、新たなカタチで未来に向けて伝えていく」事が大切なのではないかという結論に至りました。
そしてそのお菓子は、今回の大阪・関西万博の掲げる「いのち輝く未来社会へのデザイン」というテー
マを商品として表現することが必要だとの結論に至り、この度2025大阪・関西万博マスターライセンスオフィスとサブライセンシー契約を結び、商品を開発する事になりました。
◆商品設計において大切にしたこと
今回発売する「EXPO2025 大阪・関西万博カステラ」は、中身であるカステラについては大阪産名品認定の「カステ21青箱」となります。
「カステ21青箱」は1952年から発売され、前回の大阪万博でも様々な方々にお召し上がり頂いております。
そして現在まで、ギフトや贈り物、お土産菓子としてご利用頂く事で
「感謝を伝える想い」「相手を思いやる気持ち」など、お菓子を通して様々な想いが「脈々」と伝え続けられています。
その「カステ21青箱」の中身はあえて変えず、パッケージを素材段階から見直し、従来品よりも軽量化することでCO2削減に取り組みました。
パッケージ改善作業の中で、CO2削減を具体的な数字として評価・認定して頂ける
「Earth hacks社」様と出会い、どの程度CO2削減ができているか、具体的に数字として評価して頂けることとなりました。
環境問題に取り組む企業が増えている現代において、これまでもSDGsの観点より、地球に優しい・環境に配慮した取り組みは実施されていました。
ですが、その活動を定量的に判断することが難しく、継続的に取り組んでいく事のハードルとなっていたという点もあるのではないでしょうか。
今回弊社は、商品にデカボスコアを導入し環境問題へのアクションを具体的に可視化することで、環境問題への取り組みを今まで以上に身近に感じることが出来るようになりました。
※パッケージ底面に「デカボスコア」を記載しています。
◆環境問題に取り組む事は、一部の大企業だけの問題ではない。
現在世界中の国で、環境問題については様々な取り組みがなされている事は日々ニュースなどで伝わってきています。
ですが、一般の我々からすると、政府や一部の大手企業中心の活動・取り組みとしてどこか自分事ではないものとして認識してしまっているのではないでしょうか?
今回の商品パッケージ改良に伴うCO2削減効果としては、5%という数字は決して大きなものではありません。
ですが、小さくてもまず1歩、新しい取り組みとして実行することが大切だということ。
我々のような地域にあるローカル中小企業でも、これからは環境問題に向けて取り組んでいく事が必要なのだとの思いを胸に、今回の商品を発売することとなりました。
●商品概要
商品名:EXPO2025 大阪・関西万博カステラ
内容量:5切
販売価格:税込702円(本体価格 650円)
賞味期限:製造より36日
◆未来社会に向けて我々が取り組むべき事。
これまで大阪・関西を中心に多くのお客様に愛され、笑顔を作り出してきた想いと、大阪の歴史や伝統を「脈々」と受け継ぎ、新しカタチで表現する事で
お菓子を通して次の時代へ繋ぐ未来社会のデザインに貢献していければと思います。
そして今回の大阪・関西万博を機に、弊社の商品が多くの人々や企業が新しい未来社会に向けて
1歩を踏み出すきっかけになれたのなら幸いです。
〈まとめ〉
①カステラ銀装は2025年大阪・関西万博を控え、公式ライセンス商品「EXPO2025 大阪・関西万博カステラ」の販売を開始した。
②万博カステラは、大阪を代表する食品・お土産菓子であることを認定する「大阪産名品」と、CO2削減パッケージであることを認定する「デカボスコア」をパッケージに記載している。
③万博カステラは、大手大企業ではない、地域のローカル企業であるカステラ銀装によって
大阪に昔からある歴史と伝統を「脈々」と受け継いだお菓子「カステ21青箱」を使い
新しい未来社会に向けて環境問題・CO2削減という課題に取り組んだパッケージとして新たに開発された。
- 2024.08.24
- 10:03
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